個人レッスン〜ショーロ(鐘の響き)第3回

 練習を始めてから、早いもので今日で3週間ということになります。練習のペース自体はまずまずで、楽譜は見なくても弾けるようにはなりましたが、内容的にはまだまだという感じです。

 今回も、Y先生に指摘されたのは、2拍子であることの意識が、演奏している時に足らないということです。「ショーロ(鐘の響き)」のように、曲の頭が欠けた弱起(アウフタクト)の曲の場合は、その意識が出来ているかどうかが演奏の成否に直結すると言っても過言ではありません。この曲の場合、この意識が足らないと、2拍子の2拍目のところにある低音をしっかり響かせることが出来ず、必然的にその後に続く16分音符の音出しが甘くなるということです。

 レッスン中に、試しに、1小節の中で実際に弾いている16分音符に惑わされないように、自分で「イチ、ニー〜」と声に出してカウントしながら弾いてみたところ、全く弾けなくなってしまう箇所がありました。日頃の練習で、如何に2拍子という意識が足らないかがよく分かった出来事でした。今はゆっくりでもいいので、少し矛盾しているようですが、2拍子のリズムを心の何処かで意識し過ぎることなく感じ取れるようにすることが、今回のY先生から与えられた大きな課題となりました。

 以前この曲を弾いた時には、ここまでは言われなかったと思うのですが、Y先生曰く「以前やった曲でも、レベルが上がれば、自分に厳しく、より高い曲の完成度を求めてその練習に取り組むべきだ。」とのこと。でも、以前に比べて、果たして自分の演奏レベルは上がっているのでしょうか?